おはようございます。
出産からもう少しで1か月。今はだいたい10回/日位授乳していて1回あたり20-30分位かかるのですが、その間結構ヒマだったりします。
最初はスマホに漫画をダウンロードして読んだりしてたのですが、そういえば最近英語に触れていないので何か聴いた方がいいだろうかと気になってきました。
出産前は細々とTOEICの勉強アプリ等聞いていたけど、今は楽しいものがいい。そこで、Huluで海外ドラマを観てみる事にしました。
普段海外ドラマを観てない(日本のドラマもここ最近なかなか観られず)ので、沢山あるタイトルの中でどれを選んだものやらと。
で、思いついたのがかつて子ども時代に観た「シャーロック・ホームズ」でした。
・・・が、古過ぎるからか、Huluにはありませんでした。で、検索しているうちに見つけたのが「シャーロック」。この俳優さん人気だよなぁ(王様のブランチでLiLiCoがベネディクト・カンバーバッチについて熱く語っていた記憶が)、それにイギリス英語だし英語字幕もあるし、なんといってもホームズ好きだしこれにしよう!という流れで「シャーロック」を観る事にしました。
初回放送が2010年だそうで、という事は世間から遅れる事8年・・・私のアンテナのなさよ。
これまで読んだり観たりしたホームズシリーズに触れつつ、感想を書きたいと思います。
※ここからはネタバレあり〼。
「シァーロック・ホウムズの生還」
小4の時、父にもらって初めて読んだ「創元推理文庫」の本。私の記憶が確かなら、「シャーロック・ホームズ」ではなく「シァーロック・ホウムズ」との表記でした。
これ、何がヒドイって、シリーズの第一作ではなく途中も途中、それも前作でホームズがモリアーティーとライヘンバッハの滝で死んだ?と思わせておいて(発表当初は本当にそこで終わらせるつもり)実はホームズ生きてました!って話なこと。
いくらなんでもこれを最初に渡すなんて父もだいぶ適当だな、、と思わずにはいられません。
さておき、この本がきっかけとなってホームズに夢中になり、図書館に通ってシリーズ全作を読み、さらにルパンシリーズ、江戸川乱歩、クリスティ、赤川次郎・・・と推理小説を読み漁るようになりました。
思えば小4-6の頃って毎日図書館に通ってました(友達がいなかった訳ではない。念のため)。
この頃にもっと所謂文学作品を読んでいたらよかったんじゃないか?とも思いますが、今から読めばよしですね。
私にとって「ホームズ」シリーズ(小説)の魅力は、
・ホームズのキャラクター
・ホームズの推理力とその描写
・19世紀~20世紀初頭のイギリスの歴史や風俗を感じられる
といったところにあります。
「犯人捜し」の面白さはこの後のクリスティ作品の方があると思うけど(「えっこの人が犯人だったの?」というような。ホームズだと全然それまで出て来てない人が犯人とかよくあるし)、そういうものを凌駕する魅力に溢れていると思います。
グラナダテレビの「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズ
冒頭に挙げたTVシリーズで、放映されたのは1985-95年だったようです。私の中では「ホームズ」のイメージと言えばこちら!でした。
小学生の時に吹き替えで観たので、声は演じているジェレミー・ブレットではなく露口茂でインプットされています。とにかく原作に忠実な印象ですが、実際それがコンセプトだった模様。
あと、アニメで「犬のシャーロック・ホームズ」もやってたな~。
「シャーロック」シリーズの感想。
前置きがだいぶ長くなりましたが本題。
ストーリーや登場人物についてはこちらをどうぞm(_ _)m
https://kadokawa-d.jp/lineup/sherlock/kadokawa-d.jp
今現在シリーズ3の第1話まで観終わったところ。
以下、とりとめなく感想です。
・ホームズが若い・・・!
って思ったけど、実は原作もそんなに歳ではなかったのか?自分の中ではグラナダTVの「おじさん2人」のイメージだった。
グラナダTVをそのまま現代版にしても面白くないので、若くてかっこいいシャーロック・ホームズはすごくいいと思う・・・!
最初は声は低くてかっこいいけどどうも違和感が・・・なんて思ったけど、話が進むにつれどんどん「シャーロック」にしか見えなくなってきた。
・ワトソンがかっこいい・・・!
と、登場した当初思ったのだけど、最初の影のある感じはエピソードが進むごとに薄れ、やや3枚目的に。でも、今度は「かわいい・・・!」という別のときめきが。
実はフィジカルが強くて肝も強くて誠実で、シャーロックにはぼろくそに言われているけど賢いし機転も利くし、あと背があまり高くないところなどが自分的にツボなのです。
あと、グラナダ版ではおじさんという印象だったワトソンが「シャーロック」の中では何かと女性に積極的でおさかんなのが斬新でした。
関係者が殺されたばかりなのにデート最優先ってどうなんよ(シーズン1の第2話)とも思ったけど。てか、サラ、あんな目にあっても付き合ってるってすごい。
タイピングが人差し指だけでしているように見えるのは演出か演じているマーティン・フリーマンがそうなのか・・・そこは五本指のブラインドタッチでお願いしたいのだけど。ブロガーらしく。
・ホームズとワトソンの関係性に
「ムズキュン」ではないでしょうか。言葉の使い方が間違ってる気もするけど。BL的な事ではなくて。
・安心のレストレード警部
生還したシャーロックを見て有無を言わさずハグをするところとか、ハートウォーミングでオアシス感さえある。
・アイリーン・アドラー様
日本の女優の美波に似てる?
椅子に座ったシーン、「氷の微笑」か!?って思った。
マイクロフトもいる前で「〇〇」と言い放ったシーンは何故かこちらの胃が痛んだ。まさかホームズ様にそんな事を言うとは。。
・さりげない伏線
原作をベースにしているので意外性のある「犯人捜し」はそんなにないけど、「あれは伏線だったのか!」という驚きが沢山仕込まれていて楽しい。
・演出や音楽がかっこいい
・小ネタが満載
原作を踏まえた小ネタやオマージュがふんだんに盛り込まれているので、原作好きな人にはたまらないのでは。
私自身は原作が大好きだったとは言え、読んだのがもはや四半世紀以上前なので、さすがにあまり気づけませんでした・・・😅
単に面白いだけでなく、作品への愛とか敬意がひしひし感じられるのがよいと思います。
・とはいえツッコミどころは満載
いくらなんでも現代の警察なら銃を撃ったのがジョンと分からないまま放置とか無いでしょ(初回)、とか。色々あるけど気にしたら負け?
・イギリスを感じられる。
いつか、「ホームズゆかりの地巡りツアー」に行きたい・・・!
おまけ:視聴方法
iPadでHuluを観ています。
星野源の「膝の上の映画館」というエッセイがありましたが、それに近い感じ。
とにかく英語!というわけで、字幕モードを「英語」にして、分からない単語があれば一時停止してスマホに入れた辞書アプリで調べ、それでも分からないセリフはモードを「日本語」にして10秒巻き戻しでチェック。
分からないセリフが多いので、結果、1話あたり3倍くらい時間をかけています・・・アホだな。
TOEICの勉強には大してならないと思われます(serial killer 連続殺人 とか handcuff 手錠 とかTOEICに出ないし)。
ただ、日本語訳はかなり省略されているので、英文を読む事で元の会話の妙や翻訳の妙を感じられて、オススメはできないけど結構楽しいです。
時間かかりすぎて、加齢により記憶力が衰えている今ストーリーが分からなくなってくるという弱点はありますが。