去年我が家はなんとか保育園入れたけど「喉元過ぎたら」にならないようにと自戒のつもりで書きたいと思います。
最近、後輩が保育園に落ちてしまった話を聞いて去年の怒りがぶりかえしました。
去年は自分が落ちるかも知れないという不安の中だったので、ブルーどころかダークサイドに堕ちそうでした。
www.tonarinotororodesu.tokyo
ワイドショーに対しても、この保育園問題という大問題を取り上げないでなんで狩野英孝の七股とかやってんだ、まじどーでもいいわ、とイライラしていました。
そんな中「保育園落ちた日本死ね」ブログきっかけに一気にこの問題が注目されるようになり、こんな突破口があったのか!と衝撃的でした。言葉が汚いとか批判もあったけどそりゃわざとだろうし、かなり練られた文章でキーボードの力を感じました。
去年以来街を見る目も保育園の入りやすさ基準になってきて、吉祥寺が住みたい街ランキング1位から陥落したのは武蔵野市の待機児童数のせいではないかと思ってしまった(先輩がものすごく苦労しているので)。住んでる人ごめんなさい。
別の区の友人は戸建てメインのいわゆる住宅街に住んでいて近所にできる予定だった認可保育園が2園も住民の反対でオープンできなかったそうです。ほんとなんだかな。なんとなくですが、マンション地域の方が新しい園は滞りなくオープンしている気がするので、そのうち共働きの子育て世帯は住宅地からだんだん減ってしまうのでは・・・。さすがに極端か。
こういう状況ってどうしたら変えていけるのかなと思い、思いつく事をつらつら。
・育休2年の普及
http://www.asahi.com/articles/ASJD75GMFJD7ULFA02Z.html
ネガティブなコメントもありますが(そんなに休まれたら迷惑とか、恵まれた人しか恩恵にあずかれないとか。でも、恵まれてるはずの人も使えないようではお先真っ暗だと思う。)、これって1歳4月入園までOKて事で、betterというよりmustな施策だと思います・・・。
本音を言えば、4月以外の月も入れるようにと思いますが。
ブランクあってもなんとかなる。
・企業の社内保育所の増加
私の会社にもありますが、地元で落ちたので入ったという人が沢山いて駆け込み寺的大人気です。
よく言われるように、会社の中の園に通うとなると電車乗るかそばに住むかでどっちも大変なので、社内だけでなく住んでいる地域にも社員優先の園を作るor既存業者と提携という施策も必要だなと。さすがに全員に対応するのは無理だけど。
・保育士さんのお給料をきちんと上げる。
品川では一人当たり賃金を21000円相当分上乗せしたらしい(区議さんのサイトより)。
・1歳園を増やす。
品川区の「ひろまち保育園」の試みは素晴らしいなと思っています。いろいろあったけど。
我が家のように0歳4月で入れようとする人が増えるとますます保育士さん不足になるし・・・と言いつつ、我が家の場合は入園を確実にする為以上に子育ての不安が多々あったので、0歳からでほんとによかったとも思っています。。申し訳ないけど。
もっとイノベイティブな何かないものか。
マクロな視点で考えると東京の一極集中是正なんだろうか。でも、共働きだと自然都心寄りにならざるを得ない・・・企業がもっと地方分散して、リモートワークも活用とか。 個人的には車の運転もできないし、義両親も実の親きょうだいも親しい友人も皆東京圏なのでこのまま東京がいいなと思ってしまうけど。。
個人的に、選挙行っててもなかなか変わらない中個人でできる最強の手段は「引っ越し」なのかな、と思います。
(自身の経験の詳細)
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誰でも取れる選択肢ではないし子連れの引っ越しなんて大変でしかも自腹ってシャクだけど。もちろんそこから引っ越せない人はどうしたらいいんだ?!だし、今度はその引っ越し先の競争率が上がるって事も実際に起こってしまっているんだけど(実際品川も引っ越した直後待機児童数アップしてしまった)。
どうせなら入れるところに税金納めたいっすよ。。思うに「入れるところ」にはその為の土壌(マインド、ポリシー、戦略)があると思う。
品川、以前は「品川駅は港区であって品川区ではない」位のイメージしかなかったけど、今はじわじわ愛着を感じています。