先日、タイトルの2本の映画を観ましたのでその感想です。
内容に触れているので、最初はちょっと空白行。
「君の名は。」
とても丁寧に作られたファンタジーだな、と思いました。とても誠実に作られた作品だと思います。ただ、観終わって「助かってよかった、会えてよかった」と何故か素直に喜べず、なんでだろう・・・と思っていました。
おそらく、9.11, 3.11, 多くの災害、事件、事故・・・のニュースを見るたびに感じていた胸がつぶれる思いがまた思い出され、どれほど多くの人が「あのとき、ああしていれば・・・」と思っているだろうと思うと、現実は辛い・・・という気分になってしまったんだろうと思います。たぶん、もっと若かったら違う感想を抱いていたと思う。
ただ、別に映画はストーリーだけのものではなくて、一個一個の情景(自然、電車、古い家屋、スマホ・・・)や音楽、役者さんの演技は素晴らしかった(個人的には上白石萌音の声が特に)と思います。
時間があれば同じ監督の他の作品や本も読みたい・・・(時間あるのか?)。
超余談ですが、予告編で清水富美加の主演映画の予告が流れた際は、場内が軽く「ざわ・・・」となっていました。。
「この世界の片隅で」
途中から、泣く・落ち着く・また泣く、の繰り返しでした。能年玲奈本当に素晴らしい・・・引退させられなくてよかった。
クラウドファンディングしていた当時に気づいてなかったのが残念。
そういえば私朝ドラの「ごちそうさん」が大好きでしたが(最終回イベントまで行った)通じるものがあるかな、と思います。
ただただ多くの人に観て欲しい、と思いました。自分の息子にも、とても辛いところもあるけど、観て欲しい。
息子には、沢山の素晴らしい作品 - 音楽、映画、文章、なんでも・・・ - に触れさせてあげたい、と、帰り道でふつふつと思ったのでした。
あ、この世界・・・はたいして内容に触れてないな。なんだか言えなくて。