昨日今日は国立大の二次試験…という事で受験のあれこれが思い出されて来たので、また、自分の事になりますがつらつら思い返したいと思います。
(思い返し過ぎて長くなったので分割しました。。)
1) 中学受験
都内の御三家と国立大の附属中学を受け、前者は実力で、後者はくじ(試験の前にくじがある)で、それぞれさくっと落ちました。芦田愛菜ちゃんと違ってちゃんと勉強しておらず(週に1回塾でテストを受けてた位)、あまりショックも受けていなかったけど中学生の時に父が病気で亡くなった時は「受かってたらよかったな…」と思いました。
話が前後しますが、私が小6の時の先生は「仮説実験授業」といって「仮説を立て、実験あるいは討論して最後に『答え』を確認する」という授業をする先生で、とにかく楽しかったです。ごく普通の公立小だったけど、あの先生の授業を受けられた事は物凄く幸運でした。
2) 高校受験
今度はちゃんと?中2の時から受験塾に通って勉強しました。ただ、この時は得意なものはトコトンする一方苦手なものからは逃げていました。
塾では授業の最後に「お帰り問題」があり、これを解かないと帰れません。私はこれの数学が解けずに時間制限いっぱいまで残ったのち「努力してもできない人がいるんです」と言ったそうです。自分では忘れてて、その後他の人にあんなこと言ってたよね〜と言われて、かなり恥ずかしかった。そういう事は努力してから言いなさい、と言いたい。
そんな感じでしたが、受験では何故か第一志望に受かってしまいました。ふざけんなボケ💢な言い草だと思いますが。。嬉しいものの、苦手をちゃんと克服せず逃げてたのにいいのか、と「腹落ち」できないでいました。
高校生の時は成績も悪かったし思春期のコンプレックスでいっぱいで、折角入って何してたんだろ…って気もするし、その後の為に必要な時間だったのかも、という気もします。
3) 大学受験
現役の時は、あっさり落ちました。
ダウンタウンに夢中でダウンタウンの番組ばかり観てて、これまた何やってんだかです。
浪人して、さすがにここで頑張らなかったら一生後悔する、と思ってテレビは一切断ってひたすら勉強していました。すごくダサいトレーナーを着て予備校に通い、予備校カップルを見たら一瞬呪い(ずっと呪える心の余裕は無し)、一心不乱。
と言いつつ夏休みに従兄弟からもらった「ろくでなしブルース」はこっそり全巻読んでしまった。。
さておき、高校受験の時の「ちゃんとしなかった」という思いから今度は数学を基礎から真面目に、考えながらやってみました。そうしたら「そういう事だったのか…!」という瞬間が多々あって、楽しくなってきました。
ただ、やはりその中で自分の限界というか能力的に欠けている部分も見えてきて(空間図形がイメージできなかった)、学部はもともと「社会科学系」にしようと思っていたけど高度な数学が必要になるであろう「経済」ではなく「法学」にする事にしました。
英語も、分かっているつもりでいたけどある段階から頭打ちになったところで「英語構文」から勉強し直すとこれまた「そういう事だったのか!」という感覚で読めるようになってきました。(これ書いてて、だがしかし今はと胸痛しです。)
世界史もまた、一旦年代を全部暗記すると(今は3歩歩いたら忘れるけど若い頃は記憶力がよかった)時系列で流れが掴めるようになり、面白くて受験で必要な以上に本読んだりするようになりました。
現役の時は学校の勉強(必ずしも受験とリンクしてない)と受験勉強をどう両立させればともがいてましたが、予備校での勉強は受験一直線でそういう意味では集中できてよかったのかも。
そんな感じで「今度は受かる」と思って臨んだ東大前期ですが、またしても落ちてしまいました。3月10日に掲示板を見た時の絶望感はいまだに忘れられません。自分の前後の末尾6と8の人は受かっていた事まで覚えています。。
社会人になってからもしばらく、合格発表見に来たら掲示板が沢山あって、どの板にも番号がない…という夢をしばし見ていました。
(続き)落ちてどん底な気持ちになったものの、同時に3日後の後期試験の一次には受かっていたので一旦気持ちを切り替えて後期の準備をする事に。この3日間は、悲嘆と「いやまだあるから」という気持ちのせめぎあいで結果「無」の中で勉強していた気がします。
なんとか13日に後期試験を終えてからは「無」が解かれ、文字通り毎日泣き暮らし。後期試験は前期とは全く異なり論文を二本(確か)書くというもので、どうしたらよいのかもよくわからない、宝くじのような試験で受かっているはずもなく。それまで後期の勉強はしてたけど前期ほどではないし、模試の資格も最悪だったから絶対前期で受かりたかった。。
受かってるはずないので発表当日も掲示板には行かず(当時はインターネット発表はなかった)、郵送された通知で確認する事にしました。とりあえず開けて、やっぱりダメなのを確認しておしまい。頭切り替えて来月別の大学に入学するのだ。
…あれ、受かってる。
「!!!」と絶叫して、その場で飛び跳ねておりました。ご近所さんごめんなさい。
4回(現役の時も前期後期受けてたので)受けて、なんとか引っかかった…。もうおなかいっぱいです。ほんとに論文は苦手だったしなんで受かったのか未だに謎で、ただ思い起こせば受験の時だけ、ずっと苦手だった論文がいつもより書けたような気も後付け的にしなくもないです。
狐につままれた感じでいまいち腑に落ちなかったけど、高校受験の時と違って「さすがに今回は頑張ったからまいっか」という感じでした。というかヘトヘトで考えるHP残ってなかった。
ただ、リアルな人生なのでこれでめでたしめでたしでもなく…。
(続く)