おはようございます。先日、
こちらのguyさんの記事
www.ikemenmusuko.net
で紹介されていたこちらの記事
note.mu
を読んでもやもやとしたので、タイトルのような不安を抱えつつ、書き連ねてみようと思います。(なお、guyさんの怒りは当然の事だと思いました。。)
超圧縮意訳
作者の「真島さん」が営業職として入社3年目の時、10年目の先輩が妊娠、先輩が手掛けた大型案件を真島さんが引き継ぐ事になった。あまりの精神的プレッシャーや仕事量から真島さんは先輩の妊娠を内心祝福できず、「言ってはならないこと」を言ってしまった。その事の重大さをほどなくして自分が妊娠した時に悟り、「マタハラの加害者になってしまった」事を激しく恥じた。
(できればぜひ元をご覧いただければ。)
感想
※あくまで、記事の物語に対しての。
私の直観的な感想としては、
・「真島さん」が先輩に恨み節を感じてしまうのは状況的に仕方ない(矛先はそっちじゃないと思うものの、おそらく鬱状態)
・最大の加害者は「マネジメント」つまり上司や会社そのもの(と、「真島さん」も本当は感じてないか・・・)
・こんな新人はおらん
・・・でした。
マタハラを肯定している訳ではなく、それを「自分は最低」と言うように個人の心根の問題と捉えられている事に違和感を感じてしまった。
冷静に、10年目、それもエースが持ってた案件をいきなり3年目が全部引き継ぐとかおかしくて、せめて同レベルのメンバーがサポートとしてきちんと入るのが当たり前。「小さい会社だからそんな体力ない」って言われそうだけど、それで案件コケたらそっちの方が打撃が大きいでしょうに・・・と。
(そういう記述はないけど)おめでたい事だから、と周囲や引継ぎ先が多大な負荷を負わせられるって、それって「優しさの搾取」じゃないのかな。真島さんが引き継いでからトラブル起きた時の周囲の言葉もひどいし。他人事過ぎ。
「先輩」も無理して1人残業してるし、上司何やってんの、と思いました。。
自分のこと1(若かりし頃)
自分自身、(産休に入られる方からの引継ぎではないですが)4年目くらいの時とあるプロジェクトであまりの仕事のプレッシャーと仕事量でおかしくなって、プロジェクトが終わってから鬱状態と診断された事がありました。会社休むには至らず半年ほど心療内科通って終了したのでかなり軽い方だと思いますが。
終電まで働いて家帰ってまた深夜まで働き休日も働き。。すぐ涙出るし、家の中で一人激高しておしぼりを壁に投げつけたり(壊れ物でないあたり、まだ大丈夫か)。ふとした瞬間楽になりたいと思ってしまったり。
その時産業医の先生に言われたのは「今は心が風邪を引いている状態なので普段だったら大丈夫な事が大丈夫でなくなっているんです」という事で、とても納得しました。なので、話戻すと「真島さん」が追い詰められて言ってはならない事を言ってしまったのは普通じゃない状態だったので仕方がないんじゃないかと思う。3年目の子がそこまで追いつめられる方が問題だと。
ちなみに、私は↑の時上長の所に行ってこのままだと誰かが倒れます、なんとかしてください、と主張しまして、ほどなくして自分が鬱の診断もらったのでなんだか自作自演みたいになりました。。まぁ人増えたのでよし。
自分のこと2(近年)
たぶんこの記事に引っかかったのは、自分自身が妊娠中緊急入院になって予定より1ヶ月以上早く前倒しで産休に入った経験があるからかなぁ、とも思います。
www.tonarinotororodesu.tokyo
妊娠したら、いつ何があるか分からないなと身に沁みました。高齢出産てのもあるかも知れないですが、若くて切迫なる人もたくさんいるですよ。
属人化の話
元の記事は「マタハラ」というタイトルでしたが、関連して「仕事を抱えて属人化」という現象はどこでも起こっている事なんだろうと思います。自分の会社も多いです。
何故起こるかというと、ある意味とても自然で、
・見える化やシェアするより、その時は楽だから
・サブをつけたりすると人手がかかってコストがかかるから
・シェアするような時間の余裕がそもそも無いスケジュールになってる
等等いうところかと。
とはいえ属人状態って相当リスキーな事で(属人化すると文書化怠りがちだし)、変えていかないといかない。
やっぱり理想は「自分がいなくなっても回る状態にする」「っていうか見直しして必要性が無い仕事ならなくしてしまう」なんじゃないかな、とここ数年ずっと思います。なかなか思うようにはいかないけど。
芸術家はさすがに「ゴッホさん来れないんでゴーギャンさんでお願いします」って訳には・・・ある意味いくか。
だんだん収集つかなくなってきましたが、まぁそのマタハラも属人化も個人の意識じゃなくて組織の問題だ、と無理矢理まとめたいと思います。