品川で子育てしているSEのゆるゆる芋づる式日記

5歳3歳ボーイズを育てながら、中古マンションを新築そっくりさんでリノベーションしました!一応東大卒なフルタイムワーキングマザーの日常ブログです。

入院の記録(道場@愛育病院)

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おはようございます。

先日出産の記録を書きましたが、その続きになります。
www.tonarinotororodesu.tokyo

道場、は六三郎ではなく「どうじょう」です。

当日の夜はつらかった

無事出産も終わり、色々繋がれた状態で病室に戻ります。

(繋がっていたもの、うろ覚え)
・点滴2種(栄養・痛み止め)、左腕と左手の甲。
・バイタル(心拍とか) 鎖骨付近。
・バイタル(サチュレーション) 左手の人差し指。洗濯ばさみみたいなの。
血栓防止の為両足にポンプ。
尿道カテーテル

そんな状態で迎えた最初の夜。
痛い。

麻酔が切れてきてだんだん感覚が戻ってくると、やはり切ったお腹らへんが痛くなってきます。

もちろん痛み止めの点滴は繋がっていますが、まだゼロにはならず。

痛みが無い状態を0、MAXを10としたら
  じっとしてる時→ 2-3
  寝返り打つとき→ 6
くらい。

そんな中でも眠気はやってくるので寝ようとするのですが、寝返りをうとうとするたびに目が覚めてしまう。

そして寝返りのたびお腹が痛む。左右手足全部が色々繋がれている為、動きが制限されてなかなか思うような体勢を取れない。

私の寝方がもともと変で、この晩は繋がれてしっくりくる寝方に辿り着けずもぞもぞしてたのがより痛みにつながってしまったのかな・・・という気もする。

ではできるだけ動かない方がよいかというと真逆で、「血栓などの危険性があるので、痛み止めをちゃんと使って(ボタンを押したら点滴から痛み止めが入る)きちんと動く事」と言われました。

点滴の交換等で看護師さんが頻繁に来る事もあってなかなかぐっすり眠れず。ひと晩で15回以上目が覚めていたと思います。

出産翌日から戦いは始まる

なんとなく「手術」というと、術後は当分大人しく横になっているイメージがあるかもしれません。というか私はありました。

母に聞くと、昔は帝王切開後はとにかくじっとしてないといけなかったとか。

今は違います。術後の内臓の癒着を防ぐ為、とかでできるだけ早期離床が推奨との事。

手術の翌日、午前中にはまず自力でベッドで起きあがれるかトライ。

起きあがれたら次は自力でトイレまで行って、座れるか確認。

ここまで来ると色んな器具は殆ど外されて快適に(お腹は痛いけど)。あとは抗生剤用の点滴を残すのみ。

そうして曲りなりに動けるようになると、やっとこ新生児室に預けられていた赤ちゃんと母子同室を開始できるようになります。

2歳児のサイズに慣れてきた身には久々の新生児は物凄く小さくて、うっかり落っことしてしまわないか、ケガさせてしまわないかとにかくハラハラ。

そして、その晩からある意味本当の戦いが始まりました。何と戦ってるかというと、「眠気」と「痛み」です。

ご多聞に漏れず、じろう君もばっちり夜型赤ちゃんでした。

泣く→授乳→コット(赤ちゃんベッド)に置く→また泣く→また授乳→以下リピート

よし飲んで寝たな、と思って戻すと何故か目を覚ましてくる。深い眠りに入るところで起こされるととってもツライ。けどツライとも言っておれず。

「背中スイッチ」ってあったなぁ、としみじみ思い出しておりました。

んで、そうしているうちに乳頭裂傷ができてしまい、授乳のたびに脳天に鋭い痛みが走るのでした。

授乳回数は入院中で16-20回/日前後(別途ミルクも)、退院後の今11-15回/日位です。多い・・・のかな。

個室にすればよかった

今回痛感したのは「個室にすればよかった」という事でした。

ちょっとの間の事で最低でも2万円/日を遣うのは勿体ないし、前回長期入院の間も一般室(大部屋)でさしたる問題無かったので今回も当然のように大部屋希望にしていました。

が、実は前回は赤ちゃんは即NICU入院になった為出産後も母子同室ではない病室(フロアも違う)での入院でした。

また、前回は手術の際大量出血があった為、当日はMFICUという集中治療室に送られていて、結果的に個室状態で気分的にはリラックスできていたという。

ですが、これが母子同室で大部屋となると状況が違いました。

よく、「同じ部屋で別の赤ちゃんが泣いてても目が覚めない」という話を聞きますが、私は結構覚めました。あと、色々な物音にも敏感になっていました。よくよく考えると私は結構神経質なのでした。

なので、逆に自分が音を立てたり自分の赤ちゃんが泣いてると「起こしてしまう」とかなり気になってしまいました。ナースコール用のスイッチをうっかり床に落としてしまった日にはもう。

自宅だったら多少赤ちゃんが泣いてても「トイレ行ってるからちょっと待ってね~」とかできるけど、そういう訳にもいかないし。

てなわけで、あくまでも個人の感想ですが、神経質かなぁと感じる方は懐は痛みますが個室の方がよい、かも知れません。

母乳道場

愛育病院は「母乳道場」で有名らしいです。

その名の通りだなぁと思います。

出産から退院までは実質母乳指導がメイン、と思える程。

具体的には、
・必ず前回の授乳から3時間以内に次の授乳をするように指導(起こされる事も)
・初産だと初期の頃は都度マッサージしてくれる(めっちゃ痛い)
・どの助産師さんも、可能な限り都度授乳の様子をチェックし、アドバイスをしてくれる

という感じです。
ただ、何が何でも母乳!という訳ではなく、特に深夜ボロボロ状態の時はミルクを勧められ、「どうぞママの体を休めてください」と言って赤ちゃんを新生児室に預かってくれます。3時間経ったら起こされるけど。

合う・合わないあるかも知れないですが、私としてはありがたいと思います。もっと手を抜こうと思えば抜けられそうだけど、どの助産師さんも使命感がすごく強いというか。

なんといっても母乳はミルクより楽だしメリットも多々あるので、出るならそれに越した事はないと思います。ミルクがNGだとそれはそれで自分以外の人に頼めないとかデメリットがあるのでミルクも飲める方がよいと思いますが。

私の場合、前回はマッサージしてもらったおかげかその後量的に悩まされる事は全くなかったです。で、今回はマッサージしなくてもすぐ出て来てたので、最初にマッサージしてもらった効果が今も続いているのだろうかと思いました。(体質もあると思いますが。)

そんなこんなでしたがその後の経過は母子とも良好で、予定通り1週間後退院となりました。

この眺めを見る事は、もう無いかな。

前回との違い

1人目の出産と2人目の出産の間約2年半でしたが、前回と違っていた点がいくつかありました。

1番の違いは前後のトラブルがなかったことですが、それ以外の点について。

・手術の最後の方で、痛みをブロックする為の麻酔がさらに増えた。医療の進歩?

・前回はホチキス的なものでお腹を閉じていたので取る時ちょっと痛かったが、今回は溶ける糸だったので「取る時の痛み」なし。

・痛み止めの種類が増えていたような気がする。

・沐浴の仕方が変わっていた。

・今回「臍帯血」を提供する事にした。その為前後の採血があった。また、手術においてもその為の処理が入ったりする為手術時間は若干長くなった。

おまけ

お祝い膳。「鯛のポワレ」など。大変おいしゅうございました。

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