おはようございます。
前回に続きまして、大企業の話、今回は「勤め先として」編です。
最近、主に夜泣きの為本当に忙しくて、前回からあっという間に1週間経ってしまいました。。
我が家のメンバー紹介
・長男たろう 3歳、保育園児。我が家のツートップ。
・次男じろう 1歳、保育園児。我が家のツートップ。
・三太(夫) アラフォー会社員。裏方1号。
・とろろ(私) アラフォー会社員。裏方2号。
前提として
前回も引用したWikipediaによると、
資本金の額又は出資の総額が3億円を越え、かつ 常時使用する従業員の数が300人を越える
のが大企業の定義との事(正確には「中小企業」の反対解釈)。
大企業 - Wikipedia
という事で、この解釈だと一応私の勤め先も「大企業」のくくりだったので、こんなタイトルで記事を書き始めてみました。
とはいえ前回も書きましたが、「大企業」と一口に言っても本当に千差万別。会社ごとにかなり違うなと思います。
また、何をメリットデメリットと感じるかは人それぞれなので、あくまで「私の場合(プラスアルファ周囲の大企業勤めの人)はこうだった」という一例として書かせていただきます。
言うてもそんな有名・人気な訳でもないのでトヨタや三井三菱などにお勤めの方から見える世界はまた全然違うんだろうなぁ、と思います。
またこれも繰り返しになりますが、「大企業はこう」だからといって「中小企業はそうではない」という意図は全くないです。
大企業のメリット・デメリット
「大企業に勤める人にとって」との観点で考えてみました。
以下、
メリット=☆
デメリット=△ で書いてみます。
前回と凡例が違ってすみません。。
☆給料
正直書こうか迷いましたが、、言及しないのもかえって不自然かなと思い、書く事にしました。
業界の平均よりは、良いようです。(「IT業界 年収」でぐぐってみた。) 時短にしたのでどうなるか分からないけど。
とはいえかなり会社差・個人差あります。試しに「自分の会社名 年収 年齢別」でぐぐってみましたが、あれ?おかしいな?みんなそんなにもろてんの?としょんぼりしてしまいました。
「三井物産 年収 40歳」で検索すると、しょんぼり通りこして夢の世界。
あと世代格差は、あると思います。やはり昔の方程お給料は良いようだな、というのは色んな所で感じます。
とりあえず言いたいのは、
「会社・個人差大きい」です!
言うてもサラリーマン(パースン?)、どうしたって会社に持ってかれる部分はあるので、稼げる力がある人は起業した方が儲かるのかも?
△税金
企業の規模と直接リンクしてる訳ではないですが。
ほんと・・・がっつり取るよねー。給与明細や源泉徴収票を見て、これ全部もらえてたらもっと楽なのになぁと、つい思ってしまいがち。税金もだけど年金、せめて払った分返ってこないかな。
いや、担税も年金を払う事も大事な事です。いいんです。ただ、たまにネットニュースとかで「消費増税するくらいなら大企業から取るべき」的なコメント読むとイラっとします(^^;)
狙い撃ちするくらいならあまねく消費増税して、ついでに軽減税率とかうっとおしい事しないで苦しい人には個別に食品とか限定で使えるクーポン配布がいいんじゃないかと思う。
なお税金話のついでですが、幼保無償化なんかしないで保育士さんの待遇改善に振り分けるべき、というご意見には大賛成です。
www.yutorism.jp
☆安定
ここ数年で気づいたのですが、私が人生において一番重視してきたのは、実は「安定」だった気がします。
父が思いがけず早くに亡くなったので、世の中何が起きても変じゃないという感覚がかなり強く、「何があってもいいようにできるだけ安心できる確実な道を歩みたい」という思いでやってきたような。
で、一般に「大企業」は比較的安定していると思います。
私自身、少なくとも「今月は売り上げが少なかったから余った夏みかんで現物支給」みたいな事は入社以来一度もありませんでした。
とはいえ山一證券の例もありますし例えが古い、絶対に潰れない企業は存在しないのですが。
それに、会社が安定してても中の人が安定してるとは限りません。大手が「〇百人の人員削減」なんてニュース、これまで何度見た事か。
安定にあぐらをかいて思考停止してしまったらいつか切られてしまうかも、という思いもずっとあり、それがスキルアップのモチベーションになっているところはあります。もっと明るくいこうぜ!
ちゃんとスキルや実績があったら、組織にいようがフリーだろうが関係なく安定して稼げるんだろうか。
△重圧
大企業に限らんと思いますが。
若くても大きな仕事を任されたりするのでプレッシャーはかなり。
文化祭的なノリで乗り切ってきた気がします。
△激務
とにかく忙しかった。
これも必ずしも企業の規模と直接リンクしているとは限らないですが。
何故忙しいのか、つらつら書いてみます。
・長時間労働前提のスケジュール
残業してやっとはまるスケジュールを立ててるので必然的にそうしないと間に合わない。
なぜそうなるかというと、「これまで/前回のスケジュール」をそのまま使うから。で、これまでそうだったものを変えるのはなかなか難しいから。
個人的に辛かったのは、かつて既にスケジュールを変えられないところで炎上案件に投入された時でしょうか。。猛烈に頑張って乗り切った感じ。
時々辛いニュースを聞きますが、何にせよ命や健康より大事な案件は無いと思います。
・プロジェクトマネジメントの考え方がもっと必要
「リスクマネジメント」が足りず、何も起こらない前提でスケジュールを引く→何か起こったら(だいたい起こる)火消しに追われ、ますます遅くなる。
「タイムマネジメント」が緩く、気づいたら終わっていない作業項目があり、手戻り。
「ステークホルダーマネジメント」が不十分で、やっと終わりが見えて来たところで偉い人が「そもそも」とか言い出してふりだしに戻る。
なんてことが、あったとかなかったとか。
・忙しいから忙しい
「改善」をするのも、それはそれで細切れでないまとまった時間が必要なんですよね。
どこかで1時間かけて対応すれば毎日5分の無駄を削減できるかも知れないけど、そのアディショナルな時間を取る余裕が無い。「長時間労働前提」なのでえいやっとやってしまいがち。
あと、長時間労働前提だと「なんでもやる」みたいになって優先順位づけが甘くなる傾向がある気がします。というかありました。すみません。
せっかく先方は「後でいいよ」と言ってくれてるのに「頑張ります」って言っちゃう、みたいな事もありました。
・人の時間に鈍感になる
自分がいつも遅くまでいるので相手もその枠で考えてしまって、あまり余裕の無いスケジュールを提示してしまってたな・・・。
・・・なんかこれ、企業の規模と関係ない?あれ?あれれれれ?
えっとまぁ、全部大昔の事ですよ。
最近は働き方改革の流れもあり、旧態依然では少子高齢化への対応もできないし有望な学生さんが来てくれなくなるので本気で見直されている・・・はず。
少なくとも「変わってきている」気はします。
△部分
「大きな仕事」をする、と言ってもつくづく感じるのは「大きな仕事」って、関わっている人がものすごく多くて、自分はそのごくごく一部を任されているのに過ぎない。
もし自分に何かあっても、代わりは絶対いるし。そういう意味では、自分は「歯車」の1つに過ぎないと気づく訳ですが、それがイヤかというとそうでもなく。
歯車やネジって1つ1つは小さくても、ちゃんと機能してないと結局全体に関わってくるし、自分がいい仕事をしたら何かしらいい影響や結果はもたらされているはずで、「自分だからできた」って事は沢山あると思う。
それに替えが効かないってかなりリスクがある話で、「最初は替えが効かないくらい混沌とした状態だったけど、整理した結果、定型化されてアウトソーシングできるようになり、やがては機械にもやってもらえるようになる」のがいいなと思います。
よき歯車でありたい、というのが私のモットーでございます(今考えました)。
☆分業
自分の苦手な分野の仕事(私の場合は経理とか法務とか)をしないで済むのは、組織のいいところかなと思ったり。。
逆に言うと部分的な事しかできないという面もあり、いざって時生命力が弱いのかも、と思う事も多いです。
なお、普段の業務もIT系は基本分業で、よくあるのは自分はリーダー・まとめ・お客様対応・パワポづくり、実際にシステム関連の作業をするのは協力会社の方々というパターンです。
(もっともIT系はもともと技術好き・得意で入る人が多いので、年次上でもガンガン自分でシステム入ったりプログラム書く人もいます。)
よく「下請けいじめ」的なワードも見ますが、、協力会社さん(フリーのSEさんも多い)との関係は「持ちつ持たれつ」。
というか協力会社さん無しではやってけないのが実態です。。向こうはスキルあるのでうちがダメでもヨソがあると思う。
△昼寝
なかなか、布団で昼寝はできないです。ちなみに私は机でつっぷして寝るのもできないです。学生時代はやってたけど。
一応、会社に具合が悪くなった時用のベッド・あと24時間システム監視もしているセンターだとオペレーターさん用の仮眠室があるそうですが、「ちょっこ眠くなったら軽く昼寝」はしにくそうです。知らんけど。
在宅勤務中だったらできない事も無さそうですが、起きれる気がしない・・・(会社の人とチャットで繋がってるので、「こいつ寝てるな!」ってバレそう)。
www.secret-base.org
元ネタ絶対あるんだろうなと思いつつ分からない時ってなんか悔しい・・・知らんがな。
☆育児
忙しい忙しいと言っていますが、実は大企業は子育てしやすい面もあると思います。
どの辺がかというと。
・体力があり、人繰りができる
プロジェクト単位で見ると常に人手不足ですが、とはいえ全体的には人が多いので、出産による欠員が出る事になっても、抜けた穴を埋める要員を調達できる体制になっていると思います。
私自身、そういう要員になった事もあるし、自分がお休み入る時は来てもらいました(今まで何度「引継ぎ」してきた事か)。
いつも一定の「お休み」の人がいるので、たぶんそれ前提のリソース配置になっているのではないかと思います。
出産に限らず、メンタルからの不調での休職の人もしばしいますが、(出産よりそっちの方がかなり急なので大変と言えば大変だけど)結局なんとかなってます。
なので、倒れる前に早いうちに休んだ方がいいよ!と心から思います。また話逸れた。
・理解がある
企業の規模と直接リンクする訳ではないかと思いますが、大手は比較的「コンプライアンス」や「世間の声」に敏感な面があったり「リーディングカンパニー」にならなければ!的な意識は強いのかも。。知らんけど。
世の中では色々ひどい事例があるようですが、個人的には出産や育児で不利益を被るという事は無かったです。
少なくともまともなポジションにいる人は絶対におかしな事は言わない。「言っちゃいけないから」というより本当に「理解がある」と感じます。
そうでもない位置の人にえっ?と思う事を言われた事もあるけど本当に稀(ショックは大きかったけど)。
ヤフコメとかで「ワーママとかほんとメーワク」みたいなコメント読むと、ほんとに「どんより」です。。
そういえば、自分の知る限り、同じ会社の中で「出産を機に辞めた」という人は殆どいなかったです(10年以上前に1人いた)。
辞めなくてもやってける環境があって周りも辞めてないので、自分も労せずしてそこに乗っかれてるなと思います。
ご多分に漏れず高齢出産も多く(私よりもうちょっと後輩くらいから、早い段階で産み始める人が増えてる気がする)、切迫で急に休みに入ったりもよくあるけど、みんな戻って来る。
・システム環境が整っている
在宅勤務とか、モバイルワークとかできる所は増えていると思います。
職種やプロジェクトの状況にもよるとは思いますが。。
・福利厚生が整っている
妊婦健診の際には特別休暇、子どもが病気になったら看護休暇・・・等休暇制度、病児保育を利用するにあたっての補助、あと育児休業も会社としては2年(以上)取れたり。
知り合いの会社では最近は育児系の制度がどんどん充実してきているとか。
新卒で入社する時は「福利厚生」って殆ど考えてなかったけど、とにかく大事だと思う今日この頃です。最近の学生さんはちゃんとチェックしているようで、いいこっちゃと思いますよ。
「大企業のあおりで下請けは苦労している」とか「外面がいいだけ」というご意見もあるかなと思いますが、、大企業や公務員がまずちゃんとやらないといけないのでは?とも思います。
△転勤
各地に支店があるケースが多く、という事は転勤の可能性もあります。
私は結婚の際夫が関西に転勤になったところを会社に頼み込んで自分も転勤させてもらったので、「転勤ができる」は逆にメリットな部分も無くは無いですが。
子どもが生まれた今となっては、子どもが小さいうちは・・・いや、小学校卒業するまでは・・・いや、大学受験が終わる位までは勘弁して欲しいなぁ。ってそうなったらもう、定年間近か。
あ、でも定年てその頃には70か?ふぅ。
☆多様
ハンディキャップを持っている人、闘病している人、LGBTXの人(という言い方になるのかな)、外国籍の人。人が多い分、色々な人と仕事できる機会は多いかなと思います。
☆出会
人が多くて色んな仕事の機会があるので(恋愛的な意味ではなく文字通りの意味で)出会いも多く、お客様・協力会社さん含め「スゴイ」と思える人、「いい人だな」とほっこりできる人に沢山会える可能性は、、あると思います。
余談
ついでで「大企業あるある」をざざっと。
・ドラマみたいに、「仕事中に誰かが何か発表して、周りにみんなが集まって固唾を飲んで聞く」ってシーン、私は見た事ないです・・・。
メンテナンス作業のチェックポイントの時が多少似てるかも?でもみんな疲れてるし座ってるな。
だいたい大事な事は会議で発表される事が多い。もしくはメール。知り合いは「社長の交代をニュースで知った」なんて人も。
基本みんな忙しく座ったままPCカタカタしてますね。。
・コンプライアンス重視
ドラマだとよい印象無さそうですが、施策の中に「ハラスメント研修」等もある訳で大事な事だと思いますよ。
・スピード遅い?
稟議稟議で遅いイメージあると思いますが、、あると思います。すみません。
たまに「社長どうしが話して決めた」的な時は早いですが(そんなにしょっちゅうはない)。
・しょっちゅう変わる
社内のシステム、部署、上司・・・本当によく変わってます。
以上
あくまで私の個人的な主観と体験に基づき、つらつら考えてみました。
つい、ドラマでは悪役になりがちな「大企業」ですが・・・中の人も必死で生きてる、 というお話でした。
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結局どこに行っても自分次第なんでしょうかね。