おはようございます。
最近読んだ面白い本についてのご紹介です。基本的に本の感想や紹介は苦手なのですが、なんとかこの「びびっと来た感じ」をお伝えできればと思います。
我が家のメンバー紹介
・長男たろう 4歳、保育園児。平成生まれ。
・次男じろう 1歳、保育園児。ギリ平成生まれ。
・三太(夫) アラフォー会社員。昭和な団地で育った後、マイホームへ。
・とろろ(私) アラフォー会社員。同上。
「昭和住宅」概要と入手方法

- 作者: 辻泰岳,大井隆弘,飯田彩,和田隆介
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2014/08/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(紹介・Amazonより引用)
激動の昭和を生きた63の家物語
本書は昭和を戦前と戦後にわけ、住宅を通してその時代と人々の暮らしを
解き明かしていく本です。
明治維新以降の西洋化の流れ、日本の住宅のもつ長所(縁側など)の
再定義(折衷様式)、そして震災・戦争からの復興、
さらに家族構成の変化なども含め、その時代を代表する建物を取り上げながら
分かりやすく紹介していきます。
この1冊で昭和の家のすべてが分かる!
まず最初に・・・
すみません、おそらくもう
売られていません。
読みたい!と思われた方は、
①Amazonで中古品を購入
②図書館で借りる
③汐留にあるパナソニックのTOKYO リノベーションミュージアムの書籍コーナーに行く
sumai.panasonic.jp
(入って右手の広場?に本棚があり、そこにありました)
のいずれかの手段にてどうぞです。
汐留にあるって事は、グランフロントのパナソニックセンターにもあるのかな・・・(いや、東京と大阪で揃えている保証は特にない)。
私は③パナのセンターで見つけて直感的に「これは」と思い、Amazonで検索して中古品を買いました。
きっかけ
私再三このブログで書いておりますが現在リノベの計画中でして、パナのセンターに行った時はまさに「部屋のテイスト」で悩んでいました。
「和」の要素が欲しい・・・けど、
そもそも「和」ってなんだ?
神代

- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2012/05/27
- メディア: コミック
- 購入: 17人 クリック: 326回
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- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1991/12/06
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 15回
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源氏物語 あさきゆめみし 完全版(3) (Kissコミックス)
- 作者: 大和和紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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江戸時代

- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2014/08/28
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大正時代
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劇場版はいからさんが通る 前編・後編セット (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2019/03/27
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昭和時代

- 発売日: 2017/04/26
- メディア: Prime Video
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- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/15
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- 作者: 山田太一
- 出版社/メーカー: 東京新聞出版局
- 発売日: 1980/03
- メディア: ?
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・・・うぅむ、なんだか偏っている。
こういう本を読んで勉強し直しか。

- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2013/04/26
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おいとくとして。
思いつくままイメージを挙げてみると、
・自然への親しみと畏怖
・四季を愛でる(枕草子の冒頭!冬はわろし扱いだけれども)
・境界がハッキリしない、曖昧
・異文化の積極的な吸収(反動的に拒絶もするけど、割とミーハーというか、一度流行ると一気に広がる)
・お祭り好き
・ものづくりへの敬意
といったところが浮かんできたのですが、何かこう、形として見える本が読みたい。
そんな思いであちこちウロウロしている時にこちらの本に出会ったのでここぞとばかりに買いました。
いいなと思ったところ
※以下、Amazonに掲載されている程度まではヨシとしつつ、大事なところは伏字でご紹介したいと思います。
①冒頭:「〇〇〇映画にみる昭和の家」
この導入からしてにくい。
映画を観た人にとっては二度おいしいというか、そういう背景や演出があったのか、と楽しめるのではないでしょうか。
鯖の骨が実はル・コルビジェに繋がっていた(かも)なんて考えるのも面白そうです。
②全体に漂うオタク感
お宅の話だけに。
こちらの本、可能な限り(①も含め)紹介されている各住宅の間取りが紹介されていまして、著者のこだわりを感じます。
この本の大きな醍醐味の1つではないかと個人的に思っています。なぜなら、家を語るのに間取り - 動線は欠かせない要素で、間取りからそこに住む人々の生活、何を重視していたか、等等がうかがい知れるからです。
私が特に惹かれたのは「旧林芙美子邸」についての記述。
林芙美子はなんと〇〇〇冊近くの本を読んで勉強したそうで(!!)家づくりへのこだわりに親近感を抱く方も多いのではないでしょうか。
そのこだわりの内容も、客間などにはお金をかけず、茶の間、風呂、便所、台所など〇〇の生活のための空間にお金をかけたというところに時空を超えて共感しました。
※旧林芙美子邸は新宿区にあるそう。個人的には結構近い・・・!
www.regasu-shinjuku.or.jp
中には「実に機能的な〇〇が美しく設えられている」そうで、やはり〇〇に悩むのはいつの世も変わらないのかなと思いました。
③美しい写真がふんだんに掲載されている
こちらの本テキストが多く、実は気になったところを拾い読みしているのですが(すみません・・・)、さておき、各邸宅の写真がそれはそれはふんだんに掲載されておりまして、好きな人にはたまらないと思います。
外観だけでなく内装の細かいところも紹介されており、家具が好きな人にもたまらないでしょう。
水回りなどの「裏」の模様もあますところなく紹介されていて、やはり好きな人には(以下略)。
(写真見て気になった事:こちらの書庫、上の方の本はどうやって取りに行くんだろう?)
www.taitocity.net
④戦後の昭和も紹介されている
戦前の〇〇邸だけでなく、「赤羽台団地」「蓮根団地」などの団地もあますところなく紹介されています。
私自身、小さい頃は本当に古い団地というか社宅で育ったので、なんとも言えないノスタルジーを感じました。
もっともうちのお風呂はさすがにこの本に載っているような型ではなかったですが。
私はあまり詳しくないので大したことも言えないのですが、きっと詳しい人にとってはかなり「くすぐられる」一冊ではないかと思います。
ご紹介しておきながらちょっと入手しづらそうで申し訳ないのですが、お好きな方はきっと楽しめる一冊ではないかと思います!
リノベにどう反映する?
さて、もともとリノベに悩んで買ったはずのこちらの本。どう反映するかというと・・・
「難しい」という気がしております。。おいー。
マンションなので中庭も縁側もパーゴラも作れず、生活スタイル的に合わないので畳の部屋も無くす事にしてしまいました。
音や寒さが気になるのでやはり襖よりドア、穴だらけにされるので障子も難。
とはいえ、ハード面や大道具では難しくても、きっと小道具でできるところがあるはず。
それに、自分の家で難しくても、公開されている住宅が沢山あるので回ってみればよいのだし・・・!
これもある意味シェアリング生活なのかなぁ。。
なんにせよ、とにかく気長にやっていこう、と思います。
おまけ
先日、台風中に断捨離を色々していたのですが。
私の父が保存しておいたもののようです。
父はなんでも残すので、いつも母に怒られていました・・・が、これは捨てられないかな💦
関連?
苦手と言いつつ本の感想シリーズ。よかったらどうぞ。