おはようございます。大変お久しぶりです(前回から1年3カ月あいている・・・!)。
漫画「チ。-地球の運動について- 」を読んで、感想を残しておきたい!と思い、15カ月ぶりになってしまいましたがブログを書く事にしました。
※ご注意:「チ。-地球の運動について- 」の最終回までのネタバレ含みます。というか全てがネタバレなのでネタバレNGの方は閉じてください。
我が家のメンバー紹介
・長男たろう 9歳、小3。
・次男じろう 7歳、小1。
・三太(夫) ミドフォー会社員。
・とろろ(私) ミドフォー会社員。
チ。履修状況
1 最初にアニメの1-3話をNetflixで視聴、衝撃を受ける。
2 漫画を全巻購入、3巻まで読む。
3 (忙し過ぎて間があく)。
4 松山ケンイチさんの「シュミる」投稿を見かけたり、アニメの盛り上がりと共にXのタイムライン上に関連情報が沢山流れてきて読みたくなってきた。
5 「ちょっとだけ」のつもりで1巻を開く~一晩で読み終わる。 ←今ここ
※アニメの続きの視聴はこれから。楽しみで仕方ないです。
あとこの展示は絶対行きたい。
www.miraikan.jst.go.jp
チゅうい事項
・全てネタバレ。
・断片的に「わー」と思った事だけ書いてるので短く統一感はない。
・深い考察とかそういうのはない。
・隠せないオタク気質。
・ネタバレという程ではないけど鬼滅オタクのため多少言及がある。
・地学や天文学の知識あまりない(その辺りの教科は高校の時苦手だったので未だにコンプレックスがある)。ただ「自転」と「公転」は分かるのでバッテリィズのエースさんよりは知ってる。
感想
・一番印象的なセリフ
一番印象的なセリフは、ノヴァクさんの
「私は、この物語の悪役だったんだ。」でした。
「あっ・・・そうか」と。思えば読者はずっと当然のように「悪役」だと思っていた(思わされていた)けど、本人にそんな意識はない。当たり前の事。もしかして、「当たり前のように『天動説』を『正』としていたのが覆された時の感覚が覆された事」ともリンクしているんだろうか。コペルニクス的転回でした。
そして、我々が「悪役」側「主人公」側と見ていた人々も結局は「歴史の登場人物じゃない」。でも、だから何だ、それはたいして重要な事じゃない。
・最終回
いやー、ラファウ先生、びっくりしました。「え?生存if?あの時実は死んでなかった系?」と一瞬思ったけど、そんな陳腐な事はないよな、と思い直し。
それまで「P国」だったのが「ポーランド」、「15世紀(前期)」のように書かれていたのがハッキリ「1468年」(応仁の乱の頃か)というところから、それまでの史実混じりのフィクションの世界からフィクション混じりの史実の世界へ移動したのかなと思います。
一番の衝撃はなんといってもラファウがアルベルトの父を手にかけたシーンだったのではないでしょうか。1巻のノヴァクを彷彿とさせるシーンで。
そうか。これまで「正」「光」の存在、「主役」の1人だったラファウが「悪役」的存在にそしてその後の歴史には出てこない「モブ」になる。最後の最後で消えるカタルシス。これがまさにノヴァクさんが最期に言っていた事か。
少しでも軸や世界線が変わったら軌道がズレたら人格や感覚も変わるという事か。
でもこんなシーンの後でもやっぱりラファウがアルベルトに説いていたセリフは魅力的なんですよね。
「知が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ。」
最高だ。
たぶんこのお話の中で一番好きなセリフです(「たぶん」なのはもっかい読み返したら「やっぱこれもいい!」となりそうだから。
あ、、ヨレンタさんの
「でも悪いとかどうでもいいから、アレの答えが気になる。」もめちゃくちゃ好きです。
・フライの正体
お前だったのか!(やられた・・・)となりました。怪しいとは思ってたし、シュミットの身の上?あれ、ちょっと違う?とはなったけど、そういう事だったかーひたすらミスリードに引っかかり続けてました。
・沢山の「リンク」や「対比」にただただ唸る
・「私の人生は、一体なんの為に」
・多くの異端を焼いてきたノヴァクが最期に火に焼かれていく(津田さん・・・大好きです・・・)。
・「硬貨を捧げれば、」という一連のフレーズで始まり終わる
枚挙にいとまなく、何度読んでも発見があると思います(こういうところまた鬼滅思い出す)。
・バデーニさんとオクジー君
キャラクター的に好きなのはバデーニさんです。知的で歪んでてこじれて可愛い、なんかオタクな女性はきっとこういう人が好きだと思います(主語でかい)。2人のバディっぽい感じ、魂の友のような感じ、オタクな女性は(以下略)。
・「痴」
作中に登場したのは「地」「知」「血」でしたが、「痴」も出てくるかな?と勝手に予想し外れました。。ブックカバー外して隅々まで見たら見つかるかしら(無い)。
・アニメOP映像
漫画全部読んでから観ると、「うわー」となりますね。ただ感動。
・ファンアート
アニメの最終回あたりからか、X上で沢山のファンアートや二次創作漫画が流れてきて、美しいもの、笑えるもの、ほのぼのしたもの、沢山あって、(色々諸意見あると思いますが)私はこういう文化大好きだと思いました。
おまけ
アニメ1-3話、ラファウとフベルトさんの声優さんが鬼滅の刃にも登場されているのでちょっと「ふふっ」となりました。