おはようございます。
夏休み、トミカ博@パシフィコ横浜、昆虫展@上野の国立科学博物館、と来て昨日は横浜にて
「きかんしゃトーマス スペシャルギャラリー in summer」@原鉄道模型博物館 と、
「KUA’AINA」(クア・アイナ)@横浜ベイクォーター
に行って参りました。
控え目に言って(笑)、横浜最高、でした。
原鉄道模型博物館とは
原鉄道模型博物館 - Wikipediaより引用:
当館は、コクヨ元専務で世界的に著名な鉄道模型製作・収集家の原 信太郎(はら のぶたろう、1919年4月4日 - 2014年7月5日[1])の世界一ともいわれる量の鉄道模型コレクションの一部にあたる約2,500両を収蔵し、このうち約1,000両と鉄道関連資料を展示する、延床面積約1,700平方メートルの博物館である。
公式サイトはこちら。
www.hara-mrm.com
館内はゆったりとした空間に、信太郎さんの年代記、制作した多数の模型、インタビューDVD、ジオラマ・・・等等、鉄道好きさんにはたまらないであろう展示が続いておりました。
イベント概要
「きかんしゃトーマス スペシャルギャラリー in summer」は原鉄道模型博物館にて現在開催中のイベントで、概要は以下になります。
・期間:2018/7/11-8/29 ※定休日あり
・開催時間:10:00 - 17:00(最終入館 16:30) ※博物館の開館時間
・開催場所:原鉄道模型博物館
・入場料:大人 1000円 中学・高校生 700円 小人(4歳以上)500円
乳幼児連れ関連情報
・ベビーカーでの入場:OK!
・混雑状況:8/17 午後時点ではそれ程混んでいませんでした。
・休憩できるか:博物館のある建物の1階にゆったり休めるコーナーあり、博物館内にもゆったりくつろげる椅子が何か所もあり。
・暑さ対策:横浜駅から5分程度、昨日は風も日陰もあり辛さは無かったです。館内は飲食NGですが、事前にゆったり済ませておく事が可能。
・授乳・おむつ替え:授乳室は無いですが、スタッフさんにお伝えするとパーティションで囲われたスペースに案内してもらえます。オムツ替えは1Fの誰でもトイレで可能。駅周辺のそごう等を利用するのも手。
・食事:横浜駅のそばなので、全く心配なし。
何かと大変な乳幼児連れですが、気負いゼロで行ける場所でした!
我が家の体験記
今現在、我が家は以下のような家族構成です。
・夫 会社員、鉄道(とガジェット)が大好き。実は横浜に住んでいた事もある。
・私 育休中、夫と長男程ではないがそこそこ鉄道は好き。
・たろう 3歳 保育園児、鉄道・トーマス大好き。
・じろう 0歳5か月 乳児、まだ鉄の事は分からない。
先日トミカ博に行った際に夫がこのイベントの存在を知り、8/29までとの事だったので行ってみる事にしました。
当初この日はしながわ水族館に行こうかと言っていたのですが、「水族館は逃げていかない」という事で変更。
13:10 横浜駅着
例によって例のごとく、ゆったりモードで出発した我が家。この日は夏休みの人も多そうな平日。電車もほどよく空いておりました。
13:25 横浜三井ビルディング着
駅から博物館までは徒歩5分・・・のはずなのですが、うっかり大回りする道を通ってしまい、15分かかってしまいました。
ちなみに私の夫は以前横浜に住んでいた事があり、この博物館に来たのは実は2度目でした。独身の時に、1人でなんとかゲージ展を見に行った事があったそうな。
なので大船に乗ったつもりでいたのに、混乱と遅れが生じてしまいました。(誇張)
15:00頃 博物館入場
おや?建物に入ってから2Fの博物館に入場するまで1時間以上経っている・・・。
なんでこうなったかと言いますと、1F入口付近に「絵本キッズライブラリー」なるスペースが設けられておりまして。
鉄道関連の絵本類がずらり・・・。まさに子鉄ホイホイ。
ここに長男が完全に引っかかってしまい、「たろうちゃん、上にトーマスいるよ!」と言っても「やーだ!」と言って全く動こうとせず。
このままでは仁和寺にある法師状態・・・という訳で、無理くり運んで行きました。
ライブラリーは7/11-8/19の間のみ開催中との事でしたが、来年の夏行く事があればトラップに十分警戒して行きたいと思います。
館内見聞録
(トミカ博やプラレール博などと比べると)全く大々的ではなくこぢんまりとしたイベントなので混雑に悩まされる事はなし。
館内もメインは常設の模型や展示で、落ち着いた雰囲気でした。
個人的に面白かったのは原信太郎さんの年代記。
信太郎さんは1919年に東京の裕福な商家に生まれましたが、3歳の頃から鉄道に魅せられ、95年の生涯に渡って鉄道模型の制作や収集に大変な情熱を注がれました。
慶應幼稚舎に入るも技術を会得したいと大学は東京工業大学に進学(並々ならぬ決意を感じる)。
鉄道の知識を求めて英語やドイツ語も習得(!)、所蔵していたという書籍も多数展示されていますが、外国語の分厚い大判の書籍が多数でその情熱たるや。
32歳でコクヨに入社 → え、鉄道会社じゃないの?と思ったけど、
当時としては破格の文具製造自動化機械設備を次々と輸入
ゴム版、糊、刃物など長期連続稼働のための様々な技術を開発
との事で、むしろ一種のコラボレーションで良かったのかも?なんて思ったり。
すごいのは
出張中に美津子夫人が北陸トンネル開通の一番切符を入手
というくだり。「一番切符」とは、新しい路線が開通する際に発行される、1番が印字された切符の事。
信太郎さんは模型を制作するだけでなく乗る事も大好きな「乗り鉄」で、多数の「一番切符」も収集していました。(iPhoneの新モデル発売のたびに表参道のAppleに並ぶ人に通じる?)
多くのライバルの中で一番切符を入手するため、緻密な作戦を練り、何日も前から駅で待機
していたそうで、「仕事は?」と思いましたが信太郎さんはコクヨの専務まで上り詰めた人なので、うまいことやっていたのでしょう。。
そんな信太郎さんですが、1962年の北陸トンネル開通の際は欧州出張が重なったためさすがに諦めたそう。
が、その心中を察した美津子夫人が開通2日前から敦賀駅に立ち続けて「一番切符」をゲット、帰国した信太郎さんに「パパ、いいプレゼントがある」といって渡してあげたそうです。
なんでしょう、読んでいて、私的にめちゃめちゃ面白かったです。(私だったら心中察して終了だな~。)
博物館の中にはそんな信太郎さんの年表の他、多数の模型も展示されていたのですが、その精密な事!
リベット(鋲)を打つ作業は手作業で、時には2000本ものリベットを打った事があるとか。どうかしてるぜ・・・!
展示も凄いのですが、信太郎さんの情熱やエピソードがとにかく面白かったです。
あ、あと、JR九州の観光列車「或る列車」って、信太郎さんが考え出した架空の豪華列車を元に作られていたんですね・・・!
原信太郎と水戸岡鋭治、なんというコラボレーション。私知らなかったので、かなり驚き興奮いたしました。或る列車、是非いつか乗っていみたい電車の一つです・・・!
(すみません、ご存知ない方は適当に通過してください。)
トーマス関連展示
今回はきかんしゃトーマススペシャルギャラリーという事で、じゃん!
なんと、イギリスから実際にテレビシリーズで使われていたきかんしゃ達が来日しているのです!うおー、あの人形劇のトーマスの本物が動いてる・・・!感動・・・。
暗いけど、ティドマス機関庫的に集ったきかんしゃ達。もちろんこちらも本物。
トーマス以外では、この日はドナルドが走っていました。
さらに、ARで写真が撮れるコーナーも。
そしてこんなフォトスポットも。
ベルとフリン・・・不思議なチョイス。
行く前は「やーだ!」と言っていたたろうですが、博物館に入ってからはおおいにはしゃぎ、トーマスの世界を楽しんでおりました。よかったよかった。
新三郷のトーマスタウンや大井川鉄道にもいずれ足を運ばねば・・・。ていうかイギリス行きたい、イギリス。
トーマス余談
トーマスのオープニングテーマで、前々から気になっていた事をこの機会に書いておこうかと。
「トーマス いつでも元気」というお馴染みのパートの
「パーシー たよりになるね」という箇所に、前々からちょっと違和感がありまして。パーシーってそんなに頼りになるキャラではないような・・・と。
あれって元の英語の歌詞が
Percy pulls the mail on time
→ 直訳:パーシー 時間通りに便りを運ぶよ
→ たよりになるね
・・・ってダジャレなんでしょうか??
「KUA’AINA」(クア・アイナ)@横浜ベイクォーター
ちょっと脱線しましたが、博物館を堪能した後は駅方向へ。時間も17時を過ぎていたのでちょっと早いけどご飯にしようかという話に。
なぜかたろうが
ハンバーガーを食べたい!
と主張するので、横浜ベイクォーターの 「KUA’AINA」(クア・アイナ)に行く事にしました。
www.yokohama-bayquarter.com
ででん。さすがに3歳児に大人1人分は無理で、しかもポテトばかり食べてお腹いっぱいになってしまったので、ハンバーガーは殆ど夫が食べました。。
折角なので、テラスでいただきました。
涼しい横浜の風、流れるジャズ、美味しいご飯・・・最高、でした。
実は品川から行きやすい横浜、何かとお出かけにいきたいと思います!