品川区の場合、点数が同じ場合納税額が高いほど不利になります。品川区以外でも同様の方式を取っているところは多いようです。
これは、「保育は福祉」との考えに基づく為、との理由と理解はしていますが、納得が行きません・・・。
税金をより多く納めてサービスを受けられないとはという事なのか、と。
保育を「サービス」ととらえるのは間違っていると言われるかも知れませんが。
「福祉だから」との観点でも、もしそのような人の子どもが保育園に入れない為親が辞めざるを得なくなり職を失ったら、その人の収入はガクンと下がりますよね。
そうすると納められる税金の額も下がり、結果その「福祉」に回るお金も減るのではないでしょうか?結果的に「福祉」の為になっていないのではないでしょうか。
「収入がある程保育料が上がる」という点については納得がいきますし、現時点でもそのような仕組みになっています。
が、「収入がある程入れなくなる可能性がアップする」というのは、つまり失職リスクが高まるという事ですよね?それだって福祉の観点で問題ではないのかと思います。基本的人権の尊重という視点でも問題ではないのでしょうか。
結局のところ、制度の根幹に、極論すれば
「女性は基本働かなくていい。仕方なく働かないといけない人だけ働くしかない」であるとか、
「女性の働きにはそこまで価値が無いから失職しても仕方がない」といった考え方があるのではないでしょうか。
なんでこちらに特に落ち度もないのに、子どもを産んだ事で職を失う恐怖を味わわないといけないのでしょうか?
勿論、シングルマザーで経済的により苦しい・・・といった人が優先というのは理解できますが、そもそも保育園に入れる枠が狭い事がおかしい。そしてその狭い枠の中で親同士が競い合うような状態がおかしすぎる。
・・・といった事を悶々と考え、通知が来るまでの間ずっとピリピリしていました。
※我が家はけして富裕層ではないですが、年齢が高い分有利とはいえません。
育休中で時間はあった為、つい、ヤフコメなどで「ぜいたくしたさに働くのがいけない」だの「だったら田舎に住め」などのコメントを見ては呪いの青ポチを押したりしてしまいました。ああ無意味。
なんとか保育園に入れた今、ほっとしてとてもありがたいと思っているものの、もやもやは晴れずにいまだくすぶっております。。
いや、喉元過ぎれば熱さを忘れる、では結局社会はよくならないので意識は持っていたいと思います。そもそも「保活」という言葉に反感を感じます。
保育士さんのお給料を上げるためには、収入が多い方から今以上に保育料をもっと上げなくてはならぬ・・・という事であれば、多くの人は納得できるのではないかと思います。