おはようございます。
前々回、前回に続き受験話です。
当初各教科の勉強方法を書いていたのですが、いつの間にか駿台予備校御茶ノ水3号館「東大文系コース」の思い出みたいになってきました(^^;)
こんなWebサイトを発見、この記事を書く際参考にさせていただきました。
pchira.wicurio.com
参考、というかつい読みふけってしまった。
また長くなったので親が東大だと・・・な話はまた後日へと相成りました。
各教科の勉強方法と90年代後半の駿台の先生の思い出
英語
英単語や文法問題は毎日朝起きた時や予備校に通う電車の中などで勉強していました。
このあたり懐かしいです。DUOは大学生になってからだったかもで記憶が曖昧ですが。
大学入試受かる英文法・語法・構文ソクラテス698 (大学受験Vブックス新書)
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英語の勉強は単語に文法に色々ありますが、私が「伸び悩んでいる」時に勉強して一番「そういう事だったのか!」と思えたのは「構文」の勉強をした時でした。
当時駿台に薬袋善郎先生という先生がいらっしゃり、先生が出されている教材を使って勉強したところ、分かっていたつもりで分かっていなかった事が本当に分かった、と感じられました。
私が勉強したのはこちらで出版されている「英語構文のエッセンス」でした。
minai-yoshiro.com
Amazonだとこちらが近いのかな。
- 作者: 薬袋善郎
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先生は、私の記憶ではとても穏やかな話し方の先生でした。CDブックで勉強したので何となく今でも声とか雰囲気を覚えているという。
確か理系クラスを担当されていましたが、何故か授業を何回か受けた記憶があります。
他に印象的な先生は奥井潔先生と大島保彦先生。
奥井先生は「CHOICE」という、英語の名文をもとにした教材の授業をされていました。受験というより大学の授業のような雰囲気だった気がします。
お名前の通り高潔なイメージで、一言一言に重みがありました。残念ながら私が大学に入ってから亡くなりましたが、当時の駿台生にとっては忘れられない存在だったと思います。
実は一度、エレベーターでご一緒した際先生のベルトにクリーニング屋さんのタグがついているのに気づいてしまった事がありました。
意を決して先生にお伝えしたところ、ちょっと照れながら「ありがとう」と言われました。
大島先生は、とにかく「面白かった!」という印象の先生です。
毎回授業の中で雑談が入るので、それを楽しみにしていたと言っても過言ではないという。
ただ、雑談以上に授業の内容は濃かったです。
数学
基礎を理解する為「チャート式」等を利用していました。得意な人は「大学への数学」を愛読してたけどとてもそこまではいけず。。
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西岡康夫先生の教材で勉強していましたが、じっくり基礎から考え直して「そうだったのか!」と理解できるようになりました。
大事なのは自分で考えてグラフを書いたりして感覚的に「分かる」ようにする事だったと思います。
今ではlogも複素数もサインコサインタンジェントも6C3も全てなんのこっちゃですが、そこに「もったいない」という思いはなく。たぶん、その後ロジカルにものを考える為の基礎になっている・・・はずだと思いたい。
ちなみに、時々数学の授業の中身なんてその後何の役にも立たない的な事を言う人がいますが、それはその人の仕事にとってはそうかも知れないけれど、それが必要になる仕事というのは必ずあるし、生活の基礎になっていると私は思います。
国語
勉強方法は・・・覚えていません・・・。おいっ。
今思えばよくあんな小難しい文章を読めたものだと思います。
余談ですが、確か現役の時センターで吉本ばななが出ていて、友人が「違うそうじゃない」と怒っていたような記憶が。
古文に関しては、思うに受験以前から百人一首や古典に触れておくとよいのかなと思います。
小学生の時バザーで発見した「学研のひみつシリーズ」の「百人一首のひみつ」は百人一首に触れたきっかけでした。
さらにはまって読んでいた、大好きだった一冊。
- 作者: 田辺聖子,岡田嘉夫
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同じく田辺聖子さんの、読みやすい源治物語。
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大人になって平家物語を読み返しましたが、これはやっぱり音読がいいと思いますよ。なんだかゾクゾクします。
平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
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世界史
こちらの重要年表を全暗記して、夜寝る前に全部思い出してから寝てました。
- 作者: 内藤興亜
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にいさんまるまるこれでインダス(前2300年インダス文明)、とかなかなか味わい深い。
年代丸暗記というと「いかにも古い受験勉強」感がありそうですが。年代を覚えておくと、関連する年代をばーっと出して時系列で並べると自ずと物事の流れが掴める気がしました。
世界史はとにかく好きで、中央公論社の世界史の本をつい読んでたりしました。そこまでする必要はなかったけど。。
- 作者: 大貫良夫,渡辺和子,前川和也,屋形禎亮,樺山紘一,山内昌之,礪波護
- 出版社/メーカー: 中央公論社
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手書きで重要人物・用語一覧を作ったり(当時は勉強でPCを使う事は無かったけど、今だったらExcel使うかも?そもそもWeb上に既にデータベースがあるか)。
世界史は、自分で図や表を書いたり、地図を見てイメージしながら、自分で考えて理解する事が大切かなと思います。
ただ、悲しいのはこの辺の記憶が今となってはさっぱりないこと。昔は「張騫(ちょうけん)」という字が辞書なく書けたのに。
こんなに頑張ってた割にその後海外旅行もあまり行ってないし・・・。
この点については、法律の勉強と並びいまだに「もったいない」と自分で感じてしまっています。
地理
小学生の頃から国や首都の名前を覚えるのが好きでした。スリジャヤワルダナプラコッテとかンジャメナとかエロマンガ島とか覚えてしまったよね。
確か小学生の頃、世界の国の名前を全部思い出してから寝る、とかしてました。
また、「世界の国旗」が好きでトレーシングペーパーで書き写してたりしました。
先日子ども用に買いました。
- 作者: 戸田やすし
- 出版社/メーカー: 戸田デザイン研究室
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あと、こういう本も楽しかったです。
データブック オブ・ザ・ワールド 2019: 世界各国要覧と最新統計 (2019 Vo.31)
- 作者: 二宮書店編集部
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地理は「地学」っぽい要素もあってその辺は苦手だったけど、世界史が好きだったので世界史とリンクしながら考えると楽しかった気がします。
地理の先生で記憶に残っているのは箸本健二先生。
確か大学の先生もされていました。受験!という以上に地理が好きになるような授業をされていたと思います。
その他
・政治経済
後期対策で一応勉強していた・・・という感じで記憶があまり。。
・化学
暗記に頼りつつ理解もそれなりに必要で、なんとなく好きだったので選択しました。勉強方法は・・・忘れた・・・。
論文
後期対策の為、論文の授業も受けていました。
記憶に残っているのは英語論文の今野雅方先生。
とてもアカデミックな印象があるのですが、やはり大学の先生をされていました。
終わりに
勉強方法の話と駿台の先生の話がごっちゃになりましたが、今思えば受験は辛いけど、毎日面白いと思える授業をずっと受けられたのは幸せな事だったなと思います。
あと、若い頃の記憶力は異常だったな、と。。最近は本当に物覚えが悪くて保育園の先生に言われた事もすぐ忘れてしまう・・・ごめんなさい。
なお、以上、あくまで私はこうしましたという話で今の受験生の参考にはならないと思います。
もし、今このブログを読んでる受験生がもしいたら、こう言いたいです。
「今じゃないでしょ!?」
・・・すみません、言いたかっただけ。
- 作者: 林修
- 出版社/メーカー: 宝島社
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